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越境ECの市場規模と成長の現状

2025.10.30


越境EC市場の定義と、その重要性

「越境EC(クロスボーダーEC)」とは、国や地域をまたいで、インターネットを通じて商品やサービスを販売・購入することを指します。

例えば、日本の企業が海外の消費者に向けてオンラインで販売を行ったり、逆に海外ブランドを日本在住の消費者がネットで購入したりするような取引です。

国内販売だけではなく、国境を越えたオンライン取引が“当たり前”になりつつある今、この越境ECの存在感が一段と高まっています。

 

まず、国内市場だけでは成長に限界が出てきている企業にとって、海外に販売チャネルを広げることで新しい需要を掘り起こせる点が挙げられます。

加えて、スマートフォンの普及や、決済・物流インフラが国際的にも整いつつあることで、消費者が「国内では手に入らない商品」「海外ブランド」「限定品」「価格優位の商品」などを手軽に取り寄せられるようになりました。

 

そして、企業にとっても、越境ECを通じてグローバルなチャネルを持つことは、競争上のアドバンテージになります。

国内だけで完結せず、海外の顧客に直接アプローチできる体制を整えることが、今後の成長戦略として重要となっています。

 

このように、「市場拡大の機会」「消費者行動の変化」「技術・インフラの進化」「企業戦略の多様化」という4つの視点から、越境ECは非常に大きな注目を集めている分野です。

市場規模と成長の現状

グローバルな市場規模

いくつかの調査によれば、グローバルな越境EC市場は既に数千億ドル規模に達しており、今後も大きな成長が見込まれています。

例えば、あるレポートでは、2024年時点で約 USD 924.92 billion(約9,249億ドル) だった市場が、2025年には約 USD 1,002.43 billion に増え、2034年には USD 2,282.53 billion に達すると予測されています。(年平均成長率:17.69%) 

 

別の調査では、2024年を基準として2025年にUSD 551.23 billion、2034年にUSD 2,006.98 billionという予測もあります。

 

このように、数値に多少のばらつきはあるものの、「十億ドル単位」「年率10%以上」の成長」という共通点が読み取れます。

成長を支える要因

越境ECがこれだけ急成長している背景には、次のような要因があります。

  • スマートフォン・インターネットの普及:モバイル端末の浸透と通信環境の改善によって、国境を越えたオンライン購入がより手軽になっています。

 

  • 決済・多通貨・多言語対応の進化:海外取引における決済手段の拡大、複数通貨・多言語対応が進んでおり、購入のハードルが下がっています。

 

  • 物流・倉庫・国際配送のインフラ改善:海外倉庫の活用、現地配送パートナーの拡充、関税・通関対応の整備などが進み、消費者・事業者双方にとってハードルが低くなっています。

 

  • 消費者のグローバル志向の高まり:国内では手に入らないブランド・サービスをインターネットを通じて求める動きが強まっています。

 

  • 企業の販売チャネル戦略の変化:国内市場だけでは成長が見込めず、海外市場へ販路を広げるという戦略が一般的になっています。

 

地域・カテゴリ別の傾向

地域別に見ると、アジア・太平洋地域が特に成長しており、グローバルな越境EC取引における大きなシェアを占めています。 

 

商品カテゴリでは、ファッション・アパレル、美容・化粧品、家電・電子機器などが越境取引で特に大きな成長を見せています。

例えば、ある調査ではアパレルが越境取引の中で40〜50%を占めているというデータもあります。 

 

また、決済手段ではクレジット/デビットカードが依然として大きな割合を占めていますが、デジタルウォレットやモバイル決済、BNPL(後払い決済)など新しい手段の普及が急速に進んでいます。

 

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最近の市場成長データとトレンド

最近のレポートによると、2024年のグローバル越境EC市場規模はおおよそUSD 924.92 billionで、2025年には1兆ドル超(USD 1,002.43 billion)に到達すると見られています。

2034年には2兆ドル規模に成長するという予測もあります。 

 

また、全オンライン小売販売の中で越境取引が占める割合が、「約31.2%」というデータも出ています。 

 

さらに、モバイル端末を介した越境購入が2024年時点で59%という調査もあり、スマホ主体の購買が越境EC拡大において鍵を握っていることがわかります。 

 

いくつか最近のトレンドをご紹介します。

  • モバイル・ソーシャルコマース化:越境ECではスマホからの購入が非常に高い割合を占めており、さらにソーシャルメディアやライブコマース経由での商品発見→購入という流れが浸透しています。

 

  • 物流・海外倉庫・迅速配送強化:消費者が「早く届く」「送料が高くない」「返品が簡単」という体験を求めるようになり、事業者側では配送スピード・費用・返品対応の改善に注力しています。例えば、ある調査では38%の越境配送が“5日以内”で完了しているというデータも。 

 

  • ローカライズ・決済インフラの強化:現地言語・現地通貨・多様な決済手段・税・関税を含む価格表示など、国境を越えた購買をスムーズにするための“ローカライズ”が重要になっています。ちなみに、言語が購入に与える影響として「75%の消費者が母語で閲覧できることを望む」というデータもあります。 

 

  • データ・AI活用・パーソナライゼーション:越境ECでも、AIを活用して消費者の購入傾向を分析・最適化し、在庫や物流を効率化する取り組みが進んでいます。

 

  • 地域/マーケットの多様化・ニッチ戦略:従来、中国・欧米が中心でしたが、東南アジア・中東・アフリカなど“成長余地のある地域”への注目が増えており、「価格だけではない」「ブランド・体験・差別化」を軸とした戦略が増えています。

 

もちろん、成長にはそれに伴うチャレンジもあります。

例えば、税・関税・通関手続きの複雑さ、国際配送コスト・時間・返品処理の難しさ、現地言語・決済・サービスのローカライズ不足、競争激化による利益率の圧迫、各国の法規制・データ保護の問題などが挙げられます。これらをうまくクリアできるかどうかが、越境EC成功のカギとなります。 

国内企業にとっての注目ポイント

国内(日本)企業・ブランドの立場から見れば、越境ECは“成長のための大きなチャンス”です。

人口減少・市場の成熟化という日本の背景を考えると、海外市場に販売を広げることは“成長の柱”として有効です。

具体的には次のポイントを押さえましょう。

  • 言語・決済・物流の体制を整える:海外向けに販売を行うには、現地言語でのサイト表示、多通貨・多言語決済、国際配送・返品ポリシーの整備が不可欠です。

 

  • ブランド訴求・差別化:安価な商品だけでは海外でも埋もれてしまう可能性があります。「日本品質」「信頼」「ストーリー」といったブランド価値を活かす戦略が有効です。

 

  • 対象市場の理解:アジア・欧米・中東など、地域ごとに消費者の習慣・決済インフラ・物流構造・関税制度が異なります。ターゲット市場を明確にして、現地理解を深めることが重要です。

 

  • 物流・フルフィルメント戦略:海外倉庫の活用、現地配送パートナー連携、関税・通関を含む価格表示(DDP:税関払い込み済価格)など、顧客にとって魅力的で安心な配送条件を提供できるかがカギです。

 

  • デジタルマーケティング・ソーシャル活用:SNS・インフルエンサー・ライブコマースを活用して、海外顧客への認知拡大・商品発見の流れを作ることがこれからますます重要になっています。

 

  • 継続的な改善とデータ活用:越境取引では、為替・送料・返品・関税・マーケティングコストなど複数の変数があります。これらを定量的にモニタリングし、改善を重ねる体制が成功につながります。

 

越境EC市場はまだ成長の途上にありますが、徐々に成熟期に向かう兆しも見え始めています。

今後注目されるポイントとしては以下の通りです。

 

  • 地域・国間の多極化:従来の中国・欧米中心から、東南アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカなど“成長余地のある新興市場”への関心が高まるでしょう。

 

  • サステナビリティ・エシカル消費の重視:環境配慮・倫理的消費がグローバルな消費者の間で重視され始めており、越境ECでも商品の原産地・配送・梱包の透明性が選択軸になっています。

 

  • 技術浸透の深化:AI/機械学習によるパーソナライズ、AR/VRを活用した購買体験、ブロックチェーンによるトレーサビリティなどが競争優位のポイントになっていくでしょう。

 

  • 物流革新・マイクロフルフィルメント:より短納期の配送、小口倉庫・都市近くの倉庫設置、自動化・ドローンなど配送革新が加速すると見られます。

 

  • 法規制・税・データ保護の整備強化:国境を越える取引では規制リスクも増大しています。輸入税・通関・データ保護・知財・偽造品対策を含むコンプライアンス体制の構築が不可欠です。

 

  • ブランド・D2C(Direct to Consumer)の加速:中小ブランドが越境直接販売を通じてグローバル顧客を獲得するケースが増えています。マーケットプレイス依存から脱却し、自社チャネルを強化する動きが出てきています。

 

越境EC市場は、デジタル化・物流インフラの整備、そして消費者のグローバル志向といった大きな潮流の中で、国内外の企業にとって非常に魅力的な成長のチャンスとなっています。

市場規模はすでに数千億ドルに達しており、今後数年間でさらに拡大していく見通しです。

 

一方で、物流や通関、現地対応など、乗り越えるべきハードルがあるのも事実です。

だからこそ、信頼できるプラットフォームやサポート体制を活用しながら、現地ニーズに寄り添った戦略を立てることが成功への近道になります。

 

東南アジア最大級のECプラットフォーム「Shopee」では、これから越境ECを始める企業様を手厚くサポートしています。

スモールスタートも可能で、現地言語対応や物流面の支援も充実しているため、初めての海外販売にも最適です。

 

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ノンノ

株式会社TheNewGate GC事業部の「ノンノ」と申します。
PRTimesやWantedly、TechBridgeなど、社内外のメディアに記事を執筆し、発信しています。
越境ECモールの運営をはじめ、コミュニティ運営やWebサイトのSEOマーケティングにも携わりながら、「モール運営に最も近い場所から」貴重な情報をお届けしています。
ちょっとしたヒントやアイディアが、皆さまの日々を彩りますように。

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