Resources
コラム
コラム
ECマーケティングとは?マーケティングとの違いや集客方法も詳しく解説!
2022.07.29
インターネット上での商品やサービスの売買を意味するEC(Eコマース)ですが、近年オンラインでのやりとりが主流となったこともあり、多くの企業がEC事業に力を入れています。
そしてECを成功させるには従来のマーケティングではなく、ECに特化したマーケティング施策を実施する必要があります。しかし、ECマーケティングが具体的にどのようなものか知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ECマーケティングについて通常のマーケティングとの違いや具体的な集客方法についても解説します。自社でECマーケティングを取り入れ、ECの売り上げを増加させたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ECマーケティングとは、ECでの集客から商品購入、再訪に至るまでの「ユーザーに商品を購入してもらうための活動」を指します。例えば、インターネット広告を利用してECサイトへのアクセスを増やし、ユーザーの商品購入にまで繋げることもECマーケティング施策の1つです。
ECマーケティングで売り上げ拡大を目指すには、自社の戦略にあったマーケティング施策を立案し実行する必要があります。
ここでは、ECマーケティングと通常のマーケティングとの違いについて解説します。
基本的に顧客のニーズや市場の動向を把握し、顧客が求める商品やサービスを提供する点においては両者に違いはありません。
ただし、ECマーケティングには通常のマーケティングと比較すると以下3つの違いがあります。
1点目は世界中のユーザーを対象としている点です。
実店舗の場合はアクセスが良いかなどの交通事情が店舗集客に大きく影響を与えます。
それに伴って店舗に駐車場を設置したり、無料のシャトルバスを運行させるなどの集客施策を行う必要もあります。
しかし、ECサイトの場合はインターネット上に店舗を構えているため、世界中からアクセスが可能です。
そのため実店舗のような交通事情の影響を受けず、日本からアメリカやフランスといった海外の製品をECサイト上で購入できますし、その逆もしかりです。
ただし、上記の国をまたいだ商品売買の場合は、海外への商品配送体制や多言語対応のためのサイト整備が必要となります。
2つ目が、インターネット上での接客となる点です。
実店舗の場合は顧客と対面して接客しますが、ECの場合はパソコンやスマートフォンなどの端末を通してインターネット上で顧客とやりとりを行います。
インターネット上では直接対面して説明できないため、細かな説明がなくてもECサイトを操作できる利便性が重要です。
ECサイトで商品検索がしやすいかや顧客情報の入力が煩雑でないかなど、ユーザーの利便性への配慮がユーザーの満足度につながるでしょう。
たとえ豊富な商品ラインナップを掲載していたとしても、ページの読み込み速度が遅かったり、会員登録時の顧客情報の入力が多すぎたりすると、商品購入の前にユーザーが離脱してしまうでしょう。
いかに工数がかからずに商品購入までたどり着けるかがECマーケティングにおいて重要となるため、接客を丁寧に行う実店舗でのマーケティングとは大きな違いとなります。
3点目が顧客情報などの分析が可能だという点です。
実店舗の場合、訪問した顧客の住所や年齢等の顧客情報を入手するのは難易度が高くなります。
一方でECサイトの場合は、「どの検索キーワードでサイトに辿り着いたか」「どの地域からアクセスしたか」など顧客の行動データを入手し活用できます。
入手できるデータも幅広いため、データをうまく活用すれば商品購入に繋がりやすいサイトへと改善できるでしょう。
ECの場合はデータ収集・分析がしやすいため、販売体制の改善がしやすいメリットがあります。
ここでは、ECマーケティングにおける3つの施策について解説します。
ECマーケティングでは、ユーザーを購買に導くためにさまざまな施策が存在しますが、大きく以下の3つに分類できます。
集客施策とは、ECサイトに訪れるユーザーの数を増やす施策のことで、具体的な例としてネット広告掲載やSEO対策などさまざまな施策があります。
CVRとは、訪問したユーザーがどれだけ「そのサイトで定めている目的行動をしてくれたか」を測る指標のことです。
CVR改善施策を実施することで、会員登録や商品購入といったサイト内の目的の達成に大きく貢献してくれます。
再訪施策とは、一旦サイトに訪れたユーザーが再び訪問し再度商品購入してもらえるようにする施策のことで、施策が成功すれば長期的な売り上げに貢献してくれるでしょう。
これら3つの施策を用いてECでの売り上げを向上させることが、ECマーケティングの大きな目的となります。
1つ目は、集客施策について詳しく紹介します。
具体的には以下2つの施策が代表的なものとして挙げられます。
ネット広告とは、インターネット上のさまざまな媒体に掲載される広告のことです。
広告で紹介される商品やECサイトをユーザーが見ることで、自社のECサイトへのアクセスを促す目的があります。
ネット広告にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などさまざまな種類があり、広告ごとに特徴が異なります。
複数の広告をうまく組み合わせて活用することで、集客効果を高めることが可能です。
ここでのSEO対策とは、検索エンジンから自社のECサイトに訪問するユーザーを増やす施策のことです。
SEO対策を実施し、自社のECサイトを検索結果の上位に表示させることができれば、広告費用などをかけずに効率的に集客ができます。
また有益なコンテンツを継続してサイトに掲載可能であれば、検索結果に上位表示されるだけでなく、自社の長期的なファンを育成するファンマーケティングにも貢献できます。
ただし、SEOで成果を出すためにはある程度の期間が必要な点は注意しておきましょう。
2つ目は、CVR改善施策について解説します。
代表的なものとして以下3つの施策が挙げられるでしょう。
レコメンド機能とは、ユーザーが閲覧した商品や検索履歴などをもとに商品をおすすめする機能のことです。
顧客のニーズに近い商品を紹介できるため、顧客の購買総額を増やせたり、サイト内の滞在時間を伸ばすことにも繋がります。
カゴ落ちとは、ユーザーが気になる商品をカートに入れたままサイトを離脱してしまう行為のことです。
カゴ落ちには様々な原因がありますが、主に以下のケースが想定されます。
対策としては、入力フォームの記載項目を少なくする、送料や手数料に関して商品画面等でわかりやすく記載するなどが挙げられます。
UIとは、User Interface(ユーザーインターフェース)を略したもので、ECサイト内のユーザーが目にする全ての情報を指します。
サイトデザインや商品情報などもUIに該当し、見やすく操作しやすいサイトであればあるほどユーザーの満足度は向上しやすく、商品購入にも繋がりやすくなるでしょう。
ECサイトではユーザー視点に立って見やすく使いやすいものかを意識する必要があります。
ここでは、再訪施策について紹介します。
具体的には以下の施策が代表的なものとして挙げられます。
メルマガとはメールマガジンの略称で、購読希望者に対してメールでコンテンツを提供することです。
メルマガを活用することで、既存顧客に対して新商品の案内をタイムリーにしやすく、商品の再購入にも繋げやすくなります。
メルマガは効果測定も行いやすく、反応率などを分析して精度の高いメールに改善することも可能です。
リマーケティング広告とは、一度サイトに訪問したユーザーに対して表示させられる広告のことです。
自社に興味を持ったユーザーにアプローチできるため、コストパフォーマンスに優れている点が魅力と言えるでしょう。
クーポン配布等の特典配布も再訪施策として有効です。
クーポン配布をすることで、ユーザーの購買意欲を刺激し、商品購入に繋がりやすくなります。
また、クーポンに期限を設けることもユーザーの購買行動を促しやすくなるでしょう。
ここでは、ECマーケティングで注意すべきポイントを解説します。
具体的には「成果が出るまでに時間がかかる」という点です。
ここまで紹介したようにECマーケティングには数多くの施策があります。
これらの施策を実行し最初から成果が出るケースは少なく、効果測定を行い改善作業を繰り返すことで徐々に売り上げ増加に繋がっていくのです。
そのため、すぐに成果を求めてしまうと期待した成果がなかなか出ないと判断してしまうため、長期的な視点で施策を行う必要があります。
ECマーケティングを成功させるには様々な施策を行う必要があります。
ECプラットフォーム「Shopee」では、効率的にECマーケティングを行える機能が多数備わっておりおすすめです。
例えば、Shopeeでは販売する商品に割引券を付与できる機能が備わっています。
この機能を活用すれば「5000円以上お買い上げで500円OFF」と割引券利用時の最低購入額を指定でき、1回の注文における購入量や購入総額の増加を狙えるでしょう。
また購入者が送料を負担せずに商品を購入できる「送料プロモーション」機能もついており、お得感を購入者に感じさせることでカゴ落ち対策にもつながります。
さらにShopeeでは「Shopee Ads」というShopee内に広告を出稿できるサービスを提供しています。
Shopee Adsを利用すれば、Shopee内の商品やショップをユーザーに認知してもらえるようになり、売上向上に貢献してくれるでしょう。
実際にShopee Adsを利用した販売者の売上成長率は、利用していない販売者と比較すると65%高い成長率が見られました。
また毎月300ドル以上Shopee Adsを利用した販売者は、利用していない販売者と比較すると2倍以上の売上成長率を見せています。
【引用】Shopee「Shopee Adsについて」
このようにShopeeでのECマーケティングは売上に大きく貢献できるため、ECマーケティングに悩んでいる方はぜひShopeeの利用を検討してみてください。
ECサイトの売り上げを伸ばすためには、ECに特化したマーケティングを実施する必要があります。
実店舗でのマーケティングと比べて有利な点も多い中で、様々なマーケティング施策があるため、どの施策が自社のECサイトにあっているか見極めて活用した方が良いでしょう。
今回の内容を参考にECマーケティングを実施し、自社のECの売り上げを効率的に伸ばしましょう。
この記事を書いた人
H.F
マーケティング分野を中心に複数のメディアで記事を執筆しているフリーランスのWebライター。
製薬会社での勤務経験もあり、医療・健康関連の記事執筆なども行っています。
自分を一言で表すと:地道でマイペースな努力家