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Googleトレンドを使って商品調達とマーケティングの両方を実現しよう!
2025.09.09
わずか3分で、Googleトレンドを活用したショップ運営のヒントを確認できます。
本記事では以下の3つのチェックポイントに沿って解説します。
マーケットでのトレンドを把握することは、ショップを運営するeコマースセラーの皆さまにとって非常に重要です。
しかし、グローバルセラーの立場では、複数のマーケットを定期的に訪問するのは現実的に非常に難しいものです。
そのため、多くのセラーはオンラインでトレンドを把握し、そこからインサイトを得ています。
オンラインでトレンドを把握する際、最も代表的に利用されるのがGoogleトレンドです。
Googleトレンドは、Googleが無料で提供しているサイトで、キーワードごとの比較や人気推移を確認できます。
このツールを活用することで、
など、eコマースに役立つ多様なインサイトを得ることができます。
さらに、Googleトレンドは無料でありながらも信頼性が非常に高いサービスです。
それは、グローバル検索エンジン市場でGoogleが圧倒的なシェアを誇り、全世界90%を超えるデータを基盤にしているからです。
それでは、具体的にどのようにGoogleトレンドを活用できるのかを見ていきましょう。
Googleトレンドの検索需要データを通じて、以下のような市場調査が可能です。
販売商品の検索推移を把握する
Googleトレンドでは複数キーワードの期間別検索推移を比較できます。
これにより、どの商品に顧客が関心を示しているのか、特定の期間に需要が増えているのかを知ることが可能です。
Googleトレンドの「関心度」は、最も高い検索量を100として相対的に表示されます。
検索頻度がその半分であれば50、データが十分でない場合は0と表示される仕組みです。
また、国別や詳細地域別でのキーワード関心度も確認できます。
需要が地域ごとに異なる商品の場合、地域に応じて対応が可能です。さらに、複数マーケットに出店しているセラーは、国ごとのトレンドを把握して商品調達に反映することができます。
たとえば、Googleトレンドで「コンシーラー」「クレンザー」「ティント」を検索した場合、市場ごとの順位を見ることができます。
Shopeeで複数のマーケットを展開しているビューティーセラーであれば、フィリピンでは3商品すべてを販売対象にできますが、ブラジルでは「ティント」に集中するのが効果的であると判断できます。
Googleトレンドでは「関連検索語」も確認できます。
これは、入力したキーワードを検索したユーザーが、その次にどのようなキーワードを検索しているかを示す機能です。
例えば「コンシーラー」の関連検索語として「ファンデーション」や「Maybelline」、さらに「コンシーラーメイクアップ方法」などが表示されることがあります。
この場合、ショップの商品ラインナップにファンデーションを追加したり、Maybellineブランドをベンチマークしたり、商品ページにメイク方法を掲載することで顧客への訴求力を高めることが可能です。
Googleトレンドは商品キーワードだけでなく、競合ブランドの動向を確認するのにも使えます。
たとえば、Maybellineや国内ブランドを入力すれば、検索量の推移からブランドの勢いを間接的に把握できます。
検索量が急増した期間には、その背景にどのようなイシューがあったのかを調査するのも有効です。
ショップのカテゴリを拡張する前に、Googleトレンドで関連トピックを確認することもおすすめです。
「セッティングスプレー」「コンパクト」「ファンデーション」などの関連カテゴリを把握でき、マーケット内での新しい展開に役立ちます。
また、規制当局の発表や主要流通業者の動きもあわせて確認すれば、リスクを抑えながら拡張の判断ができます。
Googleトレンドはソーシングや市場調査だけでなく、マーケティング活動にも活用できます。
特定の時期に検索量が急増するキーワードを見つけることで、マーケティング施策の方向性を決めることができます。例えば「gift(ギフト)」というキーワードは、2022年12月と2023年2月に大きく検索数が伸びました。これは、クリスマスやバレンタインデーに向けてプレゼント需要が高まっていることを示しています。
このようなシーズン前に商品やプロモーションを準備することで、売上拡大につなげることができます。
人気急上昇キーワードを活用する
さらに、Googleトレンドの「人気急上昇検索語」を利用すれば、各マーケットで今最も注目されているトピックを把握できます。
セラーの商品と関連性のあるキーワードが急上昇検索語に入っていれば、ソーシャルメディアでのハッシュタグや広告素材にすぐ取り入れることで、多くの流入を見込むことができます。
ここまで、Googleトレンドを使った市場調査・商品ソーシング・マーケティング活用法についてご紹介しました。Googleトレンドは無料サービスでありながら、ショップ運営に大きな助けとなる豊富なインサイトを提供してくれます。
また、Shopeeでもセラーの皆さまに向けて、セリングコーチ・ブログ・ニュースレターなど多彩なチャネルを通じて有益な情報を提供しています。
セリングコーチを利用すれば、ソーシングに必要な情報や販売データ、Shopee内の検索データなどを簡単に確認できます。
ぜひGoogleトレンドとShopeeのインサイトチャネルを併用し、より良いショップ運営成果を出してみてください。
この記事を書いた人
ノンノ
株式会社TheNewGate GC事業部の「ノンノ」と申します。
PRTimesやWantedly、TechBridgeなど、社内外のメディアに記事を執筆し、発信しています。
越境ECモールの運営をはじめ、コミュニティ運営やWebサイトのSEOマーケティングにも携わりながら、「モール運営に最も近い場所から」貴重な情報をお届けしています。
ちょっとしたヒントやアイディアが、皆さまの日々を彩りますように。