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【完全版】Shopeeで勝ち抜く!ECショップ運営×商品ページ作成ガイド

2025.04.30


【完全版】Shopeeで勝ち抜く!ECショップ運営×商品ページ作成ガイド

東南アジアや台湾を中心に急速に広がる越境EC市場は、今や国内市場を超えるほどのビジネスチャンスが眠る舞台。その中でもShopeeは、圧倒的な利用者数と使いやすいシステム設計、手厚い物流・決済サポートを提供することで、初心者から経験者まで幅広いセラーにとって「始めやすく続けやすい」プラットフォームとして注目を集めています。

しかし、「出品すれば売れる」という時代は終わりました。売れるためには、商品をただ並べるのではなく、買い手の心を動かすような商品ページの“戦略的な設計”と、購入後も信頼を維持するショップ運用力が必要不可欠です。特にネットショップにおいては、ページデザインや情報構成、システム機能、コンテンツの品質によって、集客率や購入率が大きく変動します。

成功しているセラーたちは、商品ページをカスタマイズし、顧客のニーズに合った訴求ができるよう構築し直し、より効率的なマーケティング施策や決済・配送フローを整備することで、他社との差別化を図っています。

この記事では、ネットショップの運営に必要な基本から、カスタマイズ性の高いページ制作方法、無料・有料の支援ツール、ECモール・自社サイト構築の違い、Web広告やブログを活用した集客導線の作り方、さらにはスマホ向けUI対応やセキュリティ対策といった重要ポイントについて、詳しく解説しています。

副業・個人事業としての運用を考えている方、株式会社としての事業展開を検討している方、それぞれに対応できる柔軟なノウハウを揃えていますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

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1. 売れるショップの土台を作る!EC運営の基本と可能性

1. 売れるショップの土台を作る!EC運営の基本と可能性

1-1. 越境ECの勝ち筋はココ!なぜ今Shopeeがアツい?

Shopeeは、ASEAN地域(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム)や台湾、そして中南米の成長市場であるブラジルなど、急成長を遂げる新興国を中心に展開しているオンラインECプラットフォームです。これらの国々では、スマートフォンの普及とともに、スマートフォン経由での購買が主流となっており、日々ログインして新しい商品を探すユーザーが増加。オンラインショッピングの利用率が年々上昇しています。デジタルインフラの開発や中間層の拡大も相まって、EC市場の成長率は著しいものがあります。

そんな中、日本製品は「高品質」「安心」「信頼できる」といったブランドイメージを持ち、現地のユーザーから非常に高い評価を得ています。たとえば、スキンケア用品や生活雑貨、調理器具、文房具などの日用品は、“ワンランク上”のライフスタイルを提供する商品として支持を集めており、多数のリピーターを獲得しています。

Shopeeでは、Amazonなど他のグローバルECサイトと比較してもShopee上ではレビュー重視の傾向が強く、良いレビューが集まることで、商品ページの表示順位が上がり、売上にも直結します。つまり、日本からの出品者にとってShopeeは、単なる販売チャネルではなく、グローバルに自社商品を広め、ブランド価値を築くための簡単かつ強力な手段なのです。

成功するセラーになるための重要な要素は以下の通りです。

 

①現地のニーズリサーチ

Shopeeで成功する第一歩は、「誰に・何を・なぜ届けるか」を深く理解することです。人気商品のカテゴリや購買動機を把握するために、Shopee内の検索キーワードやレビューの傾向を分析することが重要になります。たとえば、東南アジアでは「美白」や「汗対策」など、日本とは異なるニーズが多数あります。

また、Google Trendsや現地SNSと併用すれば、より深い消費者心理の分析が可能です。このようなリサーチにより、ユーザーが本当に選ぶ商品を見極めることができます。

 

②競合と比較した価格設定

価格は「安ければいい」というものではなく、競合との違いを明確にしながら「お得感」を打ち出すことが大切です。Shopeeの検索結果やランキングを参考に、売れている価格帯を把握し、自社商品のコストや送料、Shopee手数料などを加味したうえで、利益をしっかり確保できる価格設定をする必要があります。

心理的に魅力のある価格(例:99.99など)を設定するほか、追加オプションとしてバウチャーや期間限定のプロモーションを活用することで、価格面での差別化を図ることができます。

③レビューの活用

ポジティブなレビューは、商品の信頼性を高める最大の武器になります。レビュー依頼メッセージを適切なタイミングで送ったり、丁寧な梱包、迅速な発送など、細やかな配慮も高評価の獲得につながります。

ネガティブなレビューに対しても誠実な対応を行い、必要に応じて商品説明の追加や改善を行うことで、信頼回復が可能です。レビュー対応は単なる“評価の修復”ではなく、“ファンづくり”のスタート地点でもあります。

④配送の最適化

Shopeeの独自配送ネットワーク「SLS(Shopee Logistics Service)」を活用すれば、梱包から通関、現地配送までを一貫して任せることができます。これにより、配送の遅延や紛失のリスクを大きく軽減でき、購入者にも安心感を与えることができます。

さらに、配送費の自動最適化や追跡番号の連携も簡単に行えるため、配送体制の構築においても手間をかけず、効率的な運用が可能です。

⑤システムや機能デザイン

Shopeeでは、誰もがスムーズに購入できるようなUI/UXの設計が重視されています。特に、決済方法の多様性や、購入までのステップをいかにシンプルに保つかがカギです。

また、現地言語対応の表示や、スマホ画面での視認性などにも配慮することで、UX(ユーザー体験)を向上させることができます。これらは、Shopee本体が常に開発・改善を進めている部分でもあり、販売者は常に最新のシステムや機能デザインを利用できます。

Shopeeで成功するためには、現地ユーザーの「選びたくなる理由」をきちんと理解する必要があります。日々の運営にデータを活かしながら、小さな工夫を追加し続けることで、競合と差別化された強いブランドを築くことができるでしょう。

 

図解:Shopee運営の基本要素

図解:Shopee運営の基本要素

 

1-2. あなたもやってない?売れない理由と改善ヒント

1-2. あなたもやってない?売れない理由と改善ヒント

事例:あるスキンケアセラーの失敗事例と、そこから学ぶShopee運営改善の3つのポイント

日本製のスキンケア商品をShopeeに出品していたあるセラーは、商品説明をすべて日本語のみで記載し、公開していました。その結果、マレーシアや台湾のお客様からは「文字が読めない」「成分が分からず怖くて使えない」といった声が多く、不信感を与えてしまい初期の販売は伸び悩みました。また、「乾燥肌用」や「敏感肌OK」といった使用対象や使用方法の記載も曖昧で、具体的な使用シーンや効能がイメージできなかったため、購買にはつながらなかったのです。

 

主な問題点
  1. 商品説明が日本語のみ
     Shopeeでは現地ユーザーがアクセスするため、英語や現地言語に非対応の商品ページは、信頼性を欠く結果となります。既存の日本語記載のみでは解説不十分とみなされ、購入を躊躇されるケースが万単位で発生していました。
  2. 効果・成分の記載が曖昧
     「乾燥肌OK」「敏感肌対応」といった項目があるものの、どのような肌質に適しているかの詳細がなく、お客様が選ぶ判断材料になり得ませんでした。信頼できる関連資料や業界の実績をもとにした情報提供が欠けていたのです。
  3. 利用シーンの想像が難しい
     たとえば「朝のルーティン」や「外出前に使用」といった使い方の解説や画像がなかったため、購入後のイメージが湧かず、購買に至らないケースが続出しました。写真と説明の整合性も取れていなかった点が負担となりました。
  4. 言語設定とシステム未対応
     ECシステム上の言語設定が日本語に固定されており、Shopeeの多言語対応機能やセキュリティ要件、個人情報の適正管理にも未対応。アクセス数はあったものの、コンバージョンには至らなかったのです。

 

改善策

① 言語と表現のローカライズ

  • 英語+現地言語(マレー語、中国語など)を併記することで、どの国のユーザーにもわかりやすい表現を提供できます。
  • 「乾燥肌向け」や「夜間の保湿ケア」など、使用シーンを写真付きで具体的に表現することで、ユーザーに安心感を与えます。
  • Shopeeの出品画面では、多言語表示設定の編集が可能で、技術的にも導入は比較的簡単です。

 

② 成分・効果の信頼性を補強

  • 「どの種類の肌質に適しているか」「何回使用すると変化を感じるか」などを箇条書きで記載。
  • 必要に応じて、医薬品・化粧品関連の会社や業界の出典を用いた説明で、お客様の不安を払拭します。
  • クレジットカード支払いが一般的な市場では、「支払い前に安心できる情報」をいかに提供できるかが必須です。

 

③ システム最適化と運営効率化

  • 商品ページの表示言語設定を国ごとに最適化することで、現地ユーザーの受注率が大幅に上げられます。
  • Shopeeでは、外部ツール(例:ec-cubuなど)を活用することで、不要な手動作業を省きながら多言語出品が自由に作れる体制を整えることができます。
  • 独自ドメインは必要ありませんが、メールアドレスの運用や保守管理をしっかり行うことで、セキュリティと信頼性も強化可能です。

 

2. 売れるページはこう作る!EC商品ページ成功の秘訣2

2. 売れるページはこう作る!EC商品ページ成功の秘訣2

2-1. 売れる商品ページの設計図!構成の黄金ルール

Shopeeの商品ページは“第一印象で8割が決まる”と言われるほど、EC業界において最も重要な項目の一つです。ユーザーが商品ページにアクセスした際、わずか3~5秒で「買う・買わない」を判断する傾向があるため、画像、タイトル、価格、レビュー、説明文の“見た目と情報の整合性”が非常に大きく影響します。たとえば、画像が暗い・少ないだけで「信頼できない企業の商品では?」と疑問を持たれたり、説明文の文字数が少なく曖昧だと「初期情報が不十分でお客様にとってはよく分からない商品」と判断されてしまい、ページからの離脱がすぐに発生してしまいます。したがって、商品ページはただ情報を並べるのではなく、“瞬間的に安心と魅力が伝わる構成”が求められます。

 

構成ポイント:

  • 商品名:ブランド名+商品カテゴリ+特徴(例:「SKINPURE 保湿フェイスマスク Made in Japan」など)

Shopeeでは検索アルゴリズムが商品名に大きく依存しているため、適切・的確なキーワード選定と構成は売上に直結する必須の作業です。例えば、購入者が検索しそうな用語(例:「敏感肌」「日焼け対策」「水洗いOK」など)を盛り込むことで、検索結果での表示回数を上げ、受注チャンスを広げることが可能になります。また、商品名の順番にも工夫が必要です。最初にブランド名を置くことで商品や企業の認知度向上につながり、お客様に信頼感を与える効果もあります。さらに「日本製」「天然素材」といった安心感を与えるキーワードも、特に東南アジアのユーザーにとってクリック率向上に直結し、大きな購買動機となるため、積極的に採用すべきです。

・説明文:使用方法・効果・対象者・素材・原産国・カスタマイズ可能な点などを具体的かつ視覚的に分かりやすく記載します。たとえば「1日1回、朝の洗顔後に適量を手に取り顔全体に塗布」「乾燥肌・敏感肌に適した低刺激処方」など、誰が・どのように・どんなメリットを得られるかを明示しましょう。また、「オーガニック素材使用」「原産国:日本」「名入れ可(ギフト用)」といった補足情報を加えることで、信頼性と独自性を高めることができます。箇条書きやアイコン、ピクトグラムを使って視認性を上げる工夫も効果的です。

  • 商品画像:最低3枚以上(1. メインビジュアル、2. 使用方法を示した手順画像、3. 実物のクローズアップ、4. 梱包状態、5. パッケージ全体の外観)。たとえばスキンケア商品の場合、「顔に塗布しているシーン」「中身のテクスチャが分かるアップ画像」「清潔感あるパッケージ」などを盛り込むと、購入者が使用イメージを持ちやすくなります。また、アイコン付きで特徴を強調する画像(例:敏感肌対応、香料不使用など)も効果的です。
  • バリエーション設定:サイズ・カラー・セットなど。たとえばアパレル商品であれば、「サイズ(S/M/L/XL)」「カラー(ブラック、ネイビー、ベージュ)」といった選択肢を設けることで、ユーザーのニーズに応じた購入が可能になります。さらに、化粧品や食品の場合は「単品/2個セット/ギフトボックス」などのバリエーションを用意することで客単価を上げる戦略も取れます。バリエーションの設定は、在庫管理の効率化だけでなく、購入率や利便性の向上にも直結します。
  • 機能・デザイン:どんな場面で使えて、どんな特徴があるかを具体的に記載します。たとえば、スマホスタンドなら「テレワーク中のビデオ会議に最適」「角度調整が可能で長時間使用しても首が疲れにくい設計」などの使用シーンを明示し、さらに「滑り止め付き」「軽量&折りたたみ式」などの具体的な機能を紹介すると、購入者は自分の用途にマッチするかを判断しやすくなります。用途と機能が一致することを直感的に伝えるのがポイントです。

 

実際の商品出品画面

実際の商品出品画面

実際の商品出品画面

2-2. うっかりNGで削除も!?Shopee出品の危険ワード集

2-2. うっかりNGで削除も!?Shopee出品の危険ワード集

Shopeeにおけるキーワードの誤使用や虚偽表現は、単なる記載ミスでは済まず、企業・店舗にとって重大なペナルティの対象になります。たとえば、他社のブランド名を無断で関連づけて商品タイトルに含めたり、「医療効果あり」「公式認定」などの表現を根拠なく記載する行為は、Shopeeのセキュリティシステムによって自動検出され、該当商品は非公開・削除、さらに受注停止やポイント加算の処分が発生する可能性があります。

こうしたトラブルを避けるためには、商品情報は会社やメーカーが提供する既存の正確な情報に基づき、過度な表現や誇張を避けることが必須です。また、個人情報やクレームに繋がる要素を含まないように注意しながら、自由で誠実なマーケティングを心がける必要があります。

 

避けるべき代表的なNG表現の例:

  • 「本物保証」「正規品」(証明できない場合) 例:無名ブランドの腕時計に「正規品」や「本物」と記載したが、販売証明書やメーカーとの提携がなく、信頼性に欠けると判断されたケースがあります。購入者からの通報やShopeeの審査により商品が削除される原因にもなります。
  • 他社ブランド名を自社商品に使用 例:ノーブランドのワイヤレスイヤホンに「AirPods対応」や「Apple互換」といった文言を含めたことで、Apple製品と誤認させる表現と判断され、商品が削除されたケースがあります。仮に互換性があっても、公式ブランド名の使用は規約違反となる可能性があるため注意が必要です。
  • 「詳細はLINEで」などの外部誘導リンク(サイト外誘導は規約違反)。例:アクセサリー販売ページに「詳しくはインスタDMで」や「クーポンはLINEで配布中」などと記載して、Shopee外の個別チャネルに誘導したケース。これにより、購入者がShopee上での安全な取引から外れてしまうため、プラットフォームとしては信頼性の低下とみなされ、アカウント警告や商品削除の対象になることがあります。

 

キーワード・表現ルールの運用支援

どこまでがOKで、どこからがNGか分からない…」という方に向けて、以下のようなサービス提供があります。

  • Shopeeガイドラインの解説資料(公開版・最新版対応)
  • 商品表現に関する業務相談(1件あたり定額制/月額5,000円~)
  • 出品ガイド作成代行(担当者付き、メールアドレス対応サポートあり)

こうした支援を活用することで、開始段階から正しいルールのもとで出品作業を進めることができ、負担を軽減することができます。

 

セキュリティ・表記ルールの整備も重要

Shopeeではクレジットカードを利用するお客様が多いため、商品ページ内での個人情報保護やセキュリティ体制にも配慮が必要です。たとえば、

  • 誤ってメールアドレスを商品画像に含めない
  • 独自ドメインや外部リンクの無断記載を避ける
  • 取得していない認証情報を掲載しない

など、細かい点も業界内での信頼構築に影響します。

 

 

2-3. 【実例】ペナルティを受けたショップの例

ノーブランドのスマホケースに「Apple iPhone公式対応」と記載したところ、実際にはApple社と一切関係のない商品であったため、購入者に誤認を与える表現と判断されました。Shopeeではこれを「属性スパム」として扱い、該当商品は即時削除され、3点のペナルティ(出品停止、警告通知、検索順位の低下)を受ける結果となりました。こうした例は、たとえ“対応”や“互換性”を強調したつもりでも、公式ブランド名を無断で記載した場合には重大な規約違反と見なされるため、注意が必要です。

対処法
  • ブランド名は記載しない
  • 対応機種だけを明記(例:”iPhone 13対応”)
  • 自社の製品であることを明確にし、決済方法などの詳細情報もきちんと記載

 

 3. 見落とすと損!失敗を防ぐための落とし穴ガイド

 3. 見落とすと損!失敗を防ぐための落とし穴ガイド

3-1. 重複リスティングに注意

違う商品名や価格で同じ商品を複数出品すると、Shopeeのシステムによって「重複リスティング」と判断されます。たとえば、色違いやサイズ違いの商品を別々の出品ページとして登録し、どちらも「新商品」として販売した場合、それぞれが同一商品と見なされ、片方または両方が削除される可能性があります。さらに、意図的に価格や文言を微調整して出品数を稼ぐ行為は、スパム的とみなされ、警告・表示順位の低下・一時的な出品停止などのペナルティを受けるリスクがあります。ユーザーにとっても混乱を招くため、1つの商品は1つのリスティングにまとめ、サイズやカラーなどの違いはバリエーション機能を活用しましょう。

解決策
  • 商品ページは1商品=1リスティング:1つの商品に対して1つの出品ページを作成することが基本です。たとえば、同じTシャツを「夏用新作Tシャツ」と「通気性抜群Tシャツ」のように名称や価格を変えて別ページに登録するのは、重複リスティングとみなされるリスクがあります。
  • サイズ・色違いはバリエーションで統一:同じデザインのシャツでサイズがS~XL、カラーが白・黒・青といった場合、これらを別々に出すのではなく、1つの商品ページの「バリエーション機能」でまとめて登録することで、購入者にも分かりやすく、システム上も安全に運用できます。

 

 

3-2. カテゴリー間違いでのスパム扱い

商品のカテゴリ登録ミスは検索に出てこなくなる要因になるだけでなく、売上機会の大きな損失にもつながります。たとえば、女性用スカートを誤って「メンズパンツ」カテゴリに登録してしまうと、該当商品の本来のターゲットであるユーザーの検索結果に表示されず、閲覧数が激減します。さらにShopeeのアルゴリズムはカテゴリごとの表示ロジックに基づいて商品を推薦しているため、カテゴリ誤りは検索精度を大きく損ねる原因にもなります。そのため、出品前にShopeeのカテゴリツリーや類似商品の設定を必ず確認し、自社商品に最も適した分類を慎重に選定することを心掛けましょう。

 

対策
  • カテゴリツリーを出品前に必ずチェック:Shopeeのカテゴリ構造は非常に細かく分類されており、たとえば「スマホアクセサリー」一つ取っても、「ケース」「充電器」「スタンド」「防水ポーチ」などの下位カテゴリが存在します。これを正しく選ばないと、ユーザーの検索結果やおすすめ欄に表示されにくくなるため、必ず出品前にShopeeのカテゴリ一覧(カテゴリツリー)を確認し、商品と最も合致するカテゴリを選定しましょう。
  • 迷った際はShopeeサポートや資料を確認

 

 

 

実際のカテゴリー選択画面

図解:カテゴリ選択フロー(カテゴリ→サブカテゴリ→商品タイプ選択)

 

3-3. 翻訳ミスで信頼を失ってしまうかも

Google翻訳丸写しの説明は、不自然で逆効果です。たとえば、「This product is good for all people」というような直訳的な表現は、現地のユーザーから見ると違和感があり、「本当に信頼できる商品なのか?」と疑念を持たれる原因になります。特に感覚的な表現や専門用語のニュアンスが文化や言語によって異なるため、機械翻訳では誤解を招きやすいのです。購買意欲を高めるためには、短い文で簡潔に伝えるとともに、必要であればネイティブチェックツールや現地の翻訳パートナーを活用して自然な表現に整えることが大切です。

対策
  • 短い文章で簡潔に:長い文や難解な言い回しは避け、1文あたり15~20語程度を目安に構成しましょう。たとえば「本製品は敏感肌の方にもご使用いただけます」のように、シンプルでストレートな表現を使うことで、翻訳ツールの誤訳リスクも下がり、現地ユーザーにも伝わりやすくなります。
  • 翻訳+ネイティブチェックツールの併用(例:DeepL+Grammarly)

 

4. 今すぐ使える!売上を劇的に伸ばすShopee実践テクニック集

4-1. クーポンとバウチャー活用

4-1. クーポンとバウチャー活用

  • 新規購入者には10%OFFバウチャーを設定:たとえば「初回購入限定10%OFF」などと明記することで、初めての来店者が購入を決断しやすくなります。特に海外ユーザーは不安を感じやすいため、“お得に試せる”という安心感が購入率の向上に直結します。さらに、クーポン使用可能な商品を絞ることで利益率を確保しつつ、新規獲得を効率よく行うことができます。
  • リピート購入向けには「次回使える5%OFF」:リピーター育成において、次回購入を促すバウチャーは非常に効果的です。商品発送時にフォロークーポンとして同梱する、もしくはレビュー投稿後に発行する仕組みを導入すれば、自然とリピート率が高まり、LTV(顧客生涯価値)の向上にもつながります。

POINT:

Shopeeの「クーポンセンター」へ登録しておくと、集客効率が上がり、費用対効果も高まります。

 

 

4-2. レビューを集める工夫

4-2. レビューを集める工夫

  • 配送完了から2日後にレビュー依頼メッセージを送る:購入者が商品を実際に使用し始めるタイミングを見計らって、リマインドメッセージを送ることで、レビュー投稿の確率が高まります。例文としては「商品は無事お手元に届きましたか?レビューを投稿いただくと次回使える5%クーポンをプレゼント中!」など、感謝+特典の一文を加えると効果的です。
  • ★4以上のレビューにはお礼返信+ショップフォロークーポン付与:高評価のレビューには必ず返信し、「ご購入ありがとうございました!」などの丁寧な言葉とともに「次回も使えるクーポンをお送りします」と伝えることで、リピーター化を促進します。レビュー投稿者への直接の感謝がショップの印象向上にもつながります。
  • 高評価率を維持するために品質や対応を見直す:たとえば、配送時に商品が破損していた、説明と実物に差があった、梱包が雑だったといったケースがある場合、レビューにそのまま反映されてしまいます。これを防ぐには、事前に丁寧な検品や梱包チェックリストの導入、梱包資材の改善、品質管理フローの見直しが効果的です。また、対応面では返信のスピードや内容の丁寧さも重視されるため、テンプレートではなく一人ひとりに合った文面で対応することがリピートにつながります。レビューを“結果”ではなく“フィードバック”として捉え、改善サイクルに取り入れましょう。

 

4-3. Shopee公式キャンペーン活用

4-3. Shopee公式キャンペーン活用

  • 毎月「9.9」や「11.11」などのゾロ目セール:Shopeeでは毎月、日付にちなんだ「ゾロ目セール(例:2.2、3.3、6.6など)」が開催されており、その中でも特に「9.9」「11.11(ダブルイレブン)」は最大規模のイベントです。実際にあるセラーは、通常月に比べてこの期間の売上が4~5倍になった事例もあります。たとえば、9月に出品したマスクセットでは、事前に10%OFFクーポン+送料無料キャンペーンを仕込み、当日の朝にSNSとLINEでプロモーションを打ったところ、1日で500件以上の注文を獲得しました。こうしたセールにはShopee公式も大量の広告予算を投入するため、参加するだけでも閲覧数・クリック数が大きく向上します。事前に在庫や価格戦略を整え、タイムセールやフラッシュバウチャーを連動させると、さらに成果が出やすくなります。
  • 「送料無料プロモ」にはできる限り参加!:送料が無料になるだけで、購入者の心理的なハードルは一気に下がります。特に東南アジアのマーケットでは「送料0」がセール参加の決定打になることも多いため、商品単価が安い商品をピックアップして参加させるのが有効です。たとえば、500円程度の生活雑貨などは「送料無料+セット割」で一気に在庫が動いた成功例もあります。
  • 各種プランをうまく使ってコスト管理と売上アップを両立

 

 

年間キャンペーンカレンダー

 図解:年間キャンペーンカレンダー(月ごとの大型キャンペーンを一覧化)

 

4-4. 商品リスティングの定期見直し

4-4. 商品リスティングの定期見直し

  • 月1回、売れていない商品をチェックし、内容を変更:たとえば、過去30日間で注文数がゼロの商品や閲覧数が極端に少ない商品をリストアップし、「なぜ売れていないのか」を分析します。あるセラーは、クリック率は高いのに購入につながっていない商品に対して、価格を10%値下げし、説明文に成分の詳細や使用シーンを加えたところ、次の月に5件の注文が入るようになりました。このように、閲覧データ・レビュー・顧客の質問などから課題を抽出し、画像や文言を再構成するだけでも成果が出ることがあります。
  • 画像・タイトル・説明文を更新してABテスト:複数パターンの画像や説明文を使って1~2週間の反応を比較します。たとえば、同じ商品に対して「生活感ある写真」と「白背景のスタジオ撮影」の2パターンを試したところ、後者のほうがクリック率が20%高くなったというケースも。タイトルも「シンプルで具体的な機能を表現したもの」と「キャッチーな訴求フレーズ中心のもの」で比較した際、検索表示回数とクリック率に差が出たという実例があります。ABテストを定期的に繰り返すことで、リスティングの完成度を高めることが可能です。
  • 変更の効果を測ることで効率的な改善が可能に:たとえば、Shopee Seller Centerの「Business Insights」機能を使えば、リスティングごとのクリック率・購入率・滞在時間などを数値で比較できます。これにより「どの変更が売上に効果があったのか」を客観的に把握し、成功パターンを横展開することが可能になります。感覚ではなくデータに基づいてPDCAを回すことで、改善の精度とスピードが一気に向上します。

 

・便利ツール:Shopee Seller Center > Business Insights(ビジネス指標が一目でわかる)

 

 

まとめ:売れる力を手に入れる!Shopee成功への最終ステップ

まとめ:売れる力を手に入れる!Shopee成功への最終ステップ

商品ページ作成は“お店の顔づくり”であり、第一印象で購入が決まる重要なポイントです。たとえば、商品の写真1枚、タイトルの言葉選び1つで、信頼感が生まれるかどうかが変わってきます。少しの改善・説明文の整理、画像の差し替え、価格や配送情報の見直しを積み重ねるだけで、閲覧数や購入率に明確な変化が表れます。特にShopeeのような越境ECプラットフォームでは、言語・文化・決済環境の違いを踏まえた「わかりやすさ」と「安心感」が購入の決め手になります。定期的な振り返りと改善のサイクルを回し続けることこそが、長期的な売上と顧客ロイヤルティの向上に直結するのです。

 

 

運用の途中で「想定より手間がかかる」「人手が足りない」「管理が複雑」といった課題が出てきた場合は、部分的に外部サービスを導入したり、自社開発のシステムと連携させることで、運営の効率化と品質の安定を図ることが可能です。たとえば、在庫管理にはAPI連携可能な在庫一元管理システムを、翻訳にはクラウド翻訳ツールを使うなど、目的に応じた選択が成果を左右します。また、Shopeeでは初心者でも迷わず運用できるテンプレート型出品機能や自動応答チャット、送料自動計算など、便利な機能やプランが多く用意されています。これらを活用することで、運営負荷を最小限に抑えながら、売上向上に注力することができます。

 

 

今すぐできる小さな改善、たとえば画像の入れ替え、説明文の見直し、レビュー返信の工夫、在庫の整理などをコツコツ積み重ねることで、ショップの信頼性や売上は確実に伸びていきます。最初はわずかな変化でも、それが検索順位や購入率、リピーター獲得の鍵になります。たとえば、説明文を短く整理するだけで離脱率が10%以上下がった事例や、レビューにお礼を返したことでリピート購入が増えたセラーもいます。

 

 

特にShopeeでは、一つの改善がプラットフォーム上の評価や表示アルゴリズムに直結するため、小さな努力が大きな成果を生むのです。画像の最適化や言語のローカライズといった地道な対応が、ユーザーの“安心して購入できる”体験を作ります。毎月1つずつでも改善アクションを実践していくことで、あなたのショップは“なんとなく出品している店”から、“安心して買える、売れるショップ”へと確実に成長していきます。

 

 

今から一歩踏み出せば、あなたのショップも「選ばれる存在」になれます。未来のファンに出会う準備、できていますか?

Shopeeは東南アジア・台湾で、最大規模のEコマースプラットフォームです。

日本からシンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、台湾の5カ国に出店可能です。

東南アジアに向けた越境ECについては、Shopee Japan(ショッピージャパン)にご相談ください。

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あゆみん

株式会社TheNewGateに所属しているWEBライターの「あゆみん」と申します。
趣味は読書で休日を利用して月に2~3冊のペースで読んでいます。最近は社内での影響も受けゴルフも始めました!
普段は「ECサイト関連」の記事をメインに執筆しており、現在は「関東周辺の自然の魅力を発信したメディアサイト」も運営しています。
自分を一言で表すと:いつも笑顔を忘れないチームの潤滑油

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