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Shopeeはセール設定が大事!売上激増のチャンスを見逃さないで

2024.12.11


Shopeeはセール設定が大事!売上激増のチャンスを見逃さないで

 

 

Shopeeの運営ではセールの設定が非常に大切です。それはなぜか?

Shopeeが商圏とする東南アジア・台湾の消費者にとって、セールは欠かせないものだからです。

毎月のように大小さまざまなセールが開催されているShopeeですが、セールの設定は意外と簡単です。

本記事では、Shopeeでの運営に欠かせないセール設定を解説していきます。年間スケジュールも紹介していますので、セール計画にもお役立てください。

 

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Shopeeでは、なぜセールが大事?

越境EC、特に東南アジア向けの越境EC販売ではセール設定が大事。なぜなら消費者が大規模なセールに慣れており、当然のようにセールが開催されるのを待っているからです。

このように、割引に慣れた消費者が多い東南アジアでは、セールを行わないとあっという間に競合に負けてしまいます。

東南アジア市場では、商品価格の割引のほか、まとめ買い割引などの様々な種類のセールが行われています。

こうしたセールは単なる在庫消化だけでなく、まだ自店で買い物をしたことのない新規顧客の取り込みにも有効です。つまり、販売促進だけでなく認知向上も期待できるのです。

次々に新規参入が続く越境ECでは、どれだけ新規顧客を獲得できるかが今後の成長を左右します。Shopeeにおける効果的なセール設定について、次章から詳しく解説していきます。

 

 

 

乗り遅れないで!Shopeeの主要セール一覧

東南アジア向けの越境ECで生き残るには、欠かすことのできないセール。ここでは、Shopeeの主要なセールをご紹介します。

 

ピークデイとメガキャンペーン

Shopeeでは、消費者の購買意欲を盛り上げる大小さまざまなセールが毎月のように行われています。

なかでもピークデイとメガキャンペーンは押さえておきたいセールです。

 

毎月開催、ピークデイ

Shopeeが東南アジア各国の祝祭日や、毎月のゾロ目の日に合わせて購買欲を盛り上げるショッピングイベントを設定しています。

*ゾロ目の日とは、2月2日や4月4日のように、「月」と「日にち」の数字が同じになる日。1年に12日あります。

出典:https://shopee.jp/edu/webinarDetail/6211

  • Shopeeがプラットフォーム上での集客や販促施策を集中して行うため、トラフィックや売上の伸びが見込まれる。
  • 出店者は、ピークデイに合わせて販促施策(バウチャーやディスカウントなどのセール設定)を実施すると相乗効果が期待できます。

 

規模が大きなメガキャンペーン

毎月ゾロ目の日に開催されるピークデイの中で、特に大規模なセールをメガキャンペーンと呼びます。

上半期最大は6月、下半期は9月から12月にかけて開催される4つの大型セールが盛り上がります(9月9日、10月10日、11月11日、12月12日)。なかでも、「ダブルイレブン(独身の日)」と呼ばれる11月11日のセールが最大規模です。

出典:https://shopee.jp/edu/webinarDetail/6211

 

押さえておきたい、Shopeeの主要セール年間一覧

毎月のようにさまざまなセールが開催されているShopee。セールの目的や期間もさまざまです。

年間のスケジュールを知って、効果的なセール計画にお役立てください。

 

1月・2月(旧正月・チャイニーズニューイヤー)

Chinese New Year Sale(チャイニーズニューイヤーセール)

シンガポール、マレーシア、タイなど、中華系の人口も多い東南アジアの国々。これらの国々では中国と同じように旧正月(春節)を盛大に祝う風習があります。

縁起が良いとされる赤色や金色の装飾物を飾り、花火や爆竹などで新年を祝います。日本のお正月のような旧正月は、新年を祝う縁起物をはじめとした、あらゆる商品がセールとなります。

旧正月は、毎年スケジュールが変わります。理由は、月の満ち欠けをもとにした旧暦に基づいているためです。年によって1月22日〜2月19日の間が旧正月となります。旧正月は多くの人が旅行に出かける大型連休としても有名です。

 

6月6日〜7月7日(上半期最大のセール)

Great Shopee Sale(グレートショッピーセール)

6月6日から7月7日にわたる約1ヶ月間に開催される、上半期最大のShopeeのセールです。1年の折り返し、6月6日から始まります。

 

9月9日(下半期最初の大型セール)

9.9(ダブルナイン)セール

下半期最初の大規模セール。中華圏で縁起が良いとされる数字の「9」にちなんで生まれたセールで、「Shopee 9.9 Super Shopping Day」という名称です。

9月を皮切りに、年末まで毎月開催されるメガキャンペーンの第1弾として、ぜひ注力したい大型セールです。

これまでの

Shopeeの9.9セールでは、開始99分以内に4,500万点の商品が購入されるなど(2021年)、その盛り上がりも桁違い。

年末に向けて高まる消費者の購買意欲に合わせ、まだ大型セールに参加したことがない出店者も認知度向上やプロモーションの一貫としてぜひ参加しておきたいセールです。

 

10月10日(ブランドに特化)

10.10 Brands Festival(ダブルテン ブランズフェスティバル)

ブランド商品に特化した大型セール。数週間にわたって利用できるクーポンを使用して、さまざまなジャンルのブランド商品をお得な価格で購入できます。

日本のブランドは東南アジア市場でも信頼が高いため、ブランドをテーマとしたこのような大型セールでも強い存在感を示せるでしょう。

 

11月11日(1年で最も大規模なセール)

11.11(ダブルイレブン)ビッグセール

年間を通じて最も大規模なセールです。東南アジア向けの越境ECセラーなら、ぜひ参加をお勧めしたいメガキャンペーンとなります。

11.11(ダブルイレブン)は、中国の「独身の日」にちなんで本土で始まった買い物イベントが、その人気とともに大きく進化したものです。ダブルイレブンが中国で毎年爆発的な売上を記録するようになり、その後、中華系の人口が多いシンガポール、台湾、マレーシア、タイなどの国々でも開催されるようになりました。

現在では中国のみならず、東南アジア市場でも1年で最も高い売上を記録する重要なセールです。

 

12月12日(年末のホリデー需要も)

12.12(ダブルトゥエルブ)バースデーセール

1年の終わりを締めくくる、最後の大型セールです。年末のホリデーシーズンを控えた消費者に向けた、ギフト需要なども狙います。

2021年に開催された12.12バースデーセールでは、総数8億5000万を超える割引クーポンがユーザーにより獲得され、オーダー数は平均と比べて14倍に急増しました。また、セールで商品を購入した8人に1人が、Shopeeでの買い物は初めてだったというリサーチ結果も出ています。

バースデーセールの名前の由来となっているのはShopee誕生日。誕生日の記念として、買い物で使えるコインの贈呈やプレゼント企画、Shopeeアンバサダーによる告知など、プラットフォーム全体で年末商戦を盛り上げます。

 

 

 

【基本編】どうやる?Shopeeでのセール設定

年間を通じて、毎月のようにセールが開催されているShopee。あっという間にセールがやってきます。

いつの間にかセール当日になってしまった……とならないよう、まずは基本のセール設定方法を押さえておきましょう。

 

① セールを見越した価格設定を考える

消費者にとって割引は嬉しいものですが、運営する側は利益率に注意する必要があります。いくらセールだからといって、原価を切るようなセール価格を提示していたのでは、健康的な店舗運営はできません。

あらかじめ、割引分を見越した定価を考えておきましょう。割引後の利益も確保したうえでのセール参加が、長く持続可能な店舗運営のために重要です。

価格設定は、同じマーケットに出店している同業他社の価格を参考にしながら、競争可能な価格を決めていきましょう。また、マーケットリサーチをしてみると、東南アジアでは割引価格が溢れていると気付くでしょう。

*なお、Shopeeでは一度商品の価格を変更すると、一定の期間価格の再変更はできません。セール直前に価格を変更するのではなく、日頃からセールを見越した価格設定での運用を習慣づけておくと、急なセールでも慌てません。

 

 

② 基本の割引設定

次にShopeeのプラットフォーム上での設定方法です。

セラーセンターにアクセスし、マーケティングセンター(Marketing Centre)のセクションからディスカウント(Discount)を選択します。

次に、ディスカウントプロモーション(Discount Promotion)を選択します。

 

下記のような画面に切り替わるので、セールの名称(Discount Promotion Name / ショップ上には公開されません)、セール期間(Discount Promotion Period)を入力していきます。

セール期間は開始・終了の年月日だけでなく、時間まで細かな設定が可能です。(日本時間ではなく、現地時間での設定となります)

セール期間は、一度に最大180日まで設定可能です。色々なセールが毎月開催されているShopeeでは、同じセール価格を180日(約6ヶ月)ずっと継続するよりも、セールのスケジュールに合わせて価格にメリハリをつける方が購買意欲を刺激しやすいでしょう。

 

カレンダーからセール期間を設定したら、その下にある割引プロモーション商品(Discount Promotion Products)の欄からAdd Productsをクリック。その後、表示される商品一覧を選択し、割引率などの設定をしていけば、基本の割引設定は完了です。

 

 

③ バウチャー設定(割引クーポン)

バウチャーと呼ばれる割引クーポンも、セールで有効な施策です。

セラーセンターのマーケティングセンター(Marketing Centre)から、バウチャー(Voucher)を選択します。

 

次に、目的に応じてバウチャーの種類を選びます。

① ショップバウチャー(Shop Voucher)

ショップに掲載されている全ての商品に適用される割引クーポン

 

② 商品バウチャー(Product Voucher)

特定の商品に対してのみ有効な割引クーポン。新製品の発売など、特定のプロモーションを行いたい際に便利。

 

バウチャーは下記のように、ショップ画面上部の目立つ場所に表示されます。そのため、ユーザーが思わずクリックしたくなるような、インパクトのある内容であればあるほど、プロモーションに効果を発揮します。

割引額や割引率などは自由に設定できますが、その際に「有効期限」「割引が適用される最低購入金額」「割引が適用できる商品数」「コインでのキャッシュバック」などの利用条件をきめ細かく決められます。

バウチャーがユーザーの目に留まるようなインパクトの強い割引内容を提示しつつも、割引を適切な範囲に抑えるための利用条件もきちんと設定できるので安心です。

 

 

④ バンドル・ディール(まとめ買い割引)

東南アジアで人気な割引のひとつに、バンドル・ディール(まとめ買い割引)もあります。

食品や化粧品、歯ブラシと歯磨き粉のセットなど、東南アジア圏の消費者はお得なまとめ買いが大好き。出品の数や種類が増えてきたら、ぜひ挑戦したいセール設定です。

セラーセンターのマーケティングセンター(Marketing Centre)から、ディスカウント(Discount)を選択し、その後に表示されるバンドル・ディール(Bundle Deal)をクリック。

 

これまでに紹介したセール設定同様に、セールの期間や割引率(または割引金額)、利用条件などが細かく設定できます。

例えば、「指定の商品を3点購入したら10%OFF」「3点購入で合計50ドルに」などのように設定可能です。

 

 

Shopeeショップ内で、バンドル・ディールは下記のように表示されます。

日用品や購入頻度の高い商品などで使いやすいセール設定なので、基本のセール設定に慣れてきたらこちらも使ってみるとよいでしょう。

 

 

 

【応用編】もっと売上を伸ばすには?Shopeeの販促ツールを最大活用

セールでもっと売上を伸ばすには、下記の3つの対策が有効です。

① 広告の活用(即効性を期待するなら)

② SEO対策(手間と時間はかかるが無料)

③ アフィリエイト・マーケティング(インフルエンサーの口コミを活用)

 

Shopeeの販売促進ツールも活用しながら、セールの売上を最大化する方法について順に解説していきます。

 

 

① 広告の活用(即効性を期待するなら)

セール開始まであまり時間がない!それなら即効性のある広告の活用がおすすめです。

その理由は、商品が購入されるまでの導線を分析すると、かなりの割合でユーザーが広告から流入しているからです。

競合他社やさまざまなブランドが数多くひしめく越境EC市場で、より早く自社の商品を認知してもらうために広告が非常に役立ちます。

ShopeeにはShopee Adsという広告機能が付帯されており、セラーセンターのマーケティングセンター(Marketing Centre)から簡単に設定できます。

出典:https://docs.google.com/presentation/d/1K_NrCZFcYzr_640ooaYBgosyihAxRBYSs1ukl7nVnus/edit#slide=id.g2b74e4f85aa_0_559

 

Shopee Adsには

 

  1. ディスプレイ広告(Display Ads):Shopeeトップページに掲載、予約型のバナー(インプレッション保証)
  2. 商品広告(Product Ads):ユーザーの検索キーワードに基づき、関連のある商品を関心の高いユーザーに表示
  3. ショップ広告(Shop Ads):検索結果ページの上部にショップをハイライト表示

 

の3つの広告があります。

 

*Shop Adsは、原則Mall SellerまたはPreferred Sellerのみ利用可能

テレビや雑誌などに比べると、ECの広告費用は非常に低単価なので気軽に広告掲載が始められるのも魅力です。

初めて広告掲載を行う場合、下記が1広告あたりの最適な最低予算ラインだと言われています。

  • 商品広告(Product Ads): USD $70〜
  • ショップ広告(Shop Ads): USD $20〜

ディスプレイ広告の場合、広告の目標インプレッション数に応じた予算の設定が推奨されます。

 

Shopeeでは、セラーセンター画面で広告のインプレッション数、クリック数、広告からオーダーに至った数などが分析できます。これらの数値を分析しながら、効果的な広告戦略を考えていきましょう。

 

 

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② SEO対策(手間と時間はかかるが無料)

コストをかけたくない場合におすすめなのは、SEO対策です。

これは、商品のタイトルや説明文に検索されそうなキーワードを数多く含め、自社の商品を検索上位に表示させる方法です。

消費者はECプラットフォーム上で常に商品を検索しています。その際に、自社の商品が検索上位に表示されれば、購入の確率は上がるでしょう。

コストのかからないSEO対策ですが、手間や時間がかかるのがデメリット。SEOの手順として、まずは現地の消費者がどのような検索ワードで商品を探しているか調査する必要があります。その後、自社の商品が有利に見えるように掲載内容を調整しなければなりません。

 

一般的に、SEO対策の効果が出るには3〜6ヶ月ほどかかると言われています。しかし、この目安期間はキーワード設定が成功した場合。特に、競合の多いキーワードを使ったSEO対策ではすぐには効果がでないかもしれません。

 

自社ですべて作業を完結すれば、コストがかからないのが魅力のSEO対策。しかし効果が必ずしも約束されるわけではないので、頑張ったものの、セール当日までに効果がでなかった……というリスクもある点に注意が必要です。

 

 

③ アフィリエイト・マーケティング(インフルエンサーの口コミを活用)

口コミの力を利用した商品訴求の方法が、アフィリエイト・マーケティングです。

Shopeeでは、独自のネットワークやインフルエンサーを活用し、Shopee AMSというアフィリエイトサービスを提供しています。

【Shopee AMSの特徴】

  • Shopeeのセラーセンター(管理画面)からインフルエンサーを選べる
  • 商品が購入された場合のみ手数料が発生する成果報酬型
  • Shopee独自のネットワークで有力な現地インフルエンサーにリーチできる

 

東南アジアでは、ECユーザーの97%が第三者(購入者、友人や家族、インフルエンサーなど)の口コミを頼りに商品購入を決めているというデータがあります。また、30代前半までの若い世代では30%以上のユーザーが「SNSで推奨されている」という理由で商品を購入しているとわかりました。(2022年Shopeeユーザー調査)

東南アジアにおけるEC販売において、SNSや口コミの活用は欠かせないものとなってきています。また、Shopeeの公式キャンペーンの一環としてインフルエンサーを起用した販売促進を行う場合もあります。

こうした背景から、セールで売上を伸ばしたい時に、自社でもインフルエンサーを起用したキャンペーンの実施は、非常に有効だと言えるでしょう。

 

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売上が爆増するShopeeのセール!下半期は予定が盛りだくさん

9月の9.9セールを皮切りに、下半期は12.12まで毎月ゾロ目の日に大きなセールが開催されます。

越境ECを最近始めたばかりのセラーでも、セールは認知度アップのチャンスです。本記事でご紹介したセール設定の方法を参考にすれば、まだ間に合います!

東南アジア市場が大きく盛り上がるまたとない機会、Shopeeでのセールにぜひ参加してみてください。

 

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Shopeeは東南アジア・台湾で、最大規模のEコマースプラットフォームです。

日本からシンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、台湾の5カ国に出店可能です。

東南アジアに向けた越境ECについては、Shopee Japan(ショッピージャパン)にご相談ください。

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この記事を書いた人

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Natsuko Sakurai

2拠点生活フリーランス。ロンドン、オランダ、スペイン 3ヵ国での在住や現地企業での勤務経験があり、帰国後も海外ビジネスに関わり続けています。コロナ禍をきっかけに、海外にしかオフィスのない現地企業との国際リモートワークが始まったりと、たえず働き方は進化中。

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