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Shopeeで無在庫販売はできる?初心者でも始められる越境ECのやり方を解説!
2025.11.21

Shopeeでの無在庫販売の方法を初心者向けに解説していきます。リスクを抑えつつ、日本製品を海外市場に届ける越境ECの始め方がわかります。
東南アジアを中心に人気のShopeeは、日本の個人や小規模事業者でも簡単に出店できる越境ECプラットフォームです。
本記事では、在庫を持たずに販売できる「無在庫販売」の仕組みや、仕入れ先の選び方、出店・発送の流れ、成功のコツまで初心者向けに詳しく解説します。
少額リスクで海外販売に挑戦したい方必見です。
Shopee(ショッピー)は、シンガポール発のECプラットフォームで、東南アジアを中心に台湾や南米など複数の国・地域で展開しています。日本のセラー(出店者)も参加でき、越境EC(海外向けネット販売)を始めたい個人や企業から注目されています。
Shopee Japanでは、出店条件が年々緩和され、初心者や小規模事業者でも参加しやすい環境が整いつつあります。
近年では「最低出品数5点」からでも出店できるようになり、少ない商品からテスト販売を行うことも可能です。
日本製品は「品質が高く信頼できる」という理由で、東南アジア市場で人気があります。
とくに、コスメ・日用品・生活雑貨・アニメグッズ・健康食品などは現地でも需要が高く、日本から出品するだけで十分な差別化が可能です。
こうした背景から、「リスクを抑えつつ海外市場に挑戦したい」という人にとって、Shopeeは魅力的な選択肢になっています。
結論から言うと、Shopeeでの無在庫販売は可能です。
無在庫販売とは、商品を自分で在庫として抱えず、注文が入ってから仕入れ・発送を行う販売方法のこと。
資金リスクが少なく、初心者でも始めやすい手法です。
Shopeeでは、いわゆる「Pre-Order(予約販売)」という形式が認められています。
これは、注文を受けてから一定期間内に商品を発送する仕組みで、在庫を持たなくても販売できる柔軟な方法として知られています。
ただし、完全な無在庫販売には注意も必要です。
仕入れ先の在庫が切れたり、発送が遅れたりすると、キャンセルや低評価の原因になります。
Shopeeでは、発送の遅延や購入者トラブルに対してペナルティが科される場合もあるため、「無在庫=リスクゼロ」ではないことを理解しておきましょう。
つまり、Shopeeでは“ルールを守った形での無在庫販売”は可能ですが、適切な運用体制を整えることが成功の鍵になります。

まず、どの国のShopeeマーケットに出品するかを決めましょう。
Shopeeは台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンなど複数の国で運営されています。
日本製品が特に人気なのは台湾・シンガポール市場です。
販売する商品は、日本らしさを感じられるものや品質の高さを打ち出せるものが好まれます。
たとえば、コスメ・健康グッズ・生活雑貨・文房具・キャラクターグッズなどが人気です。
無在庫販売では、注文が入ってから仕入れるため、信頼できる仕入れ先を確保することが最重要です。
仕入れ先としては、
などが挙げられます。
仕入れ先が安定しており、注文後すぐに商品を確保できることが理想です。
発送までの時間を短縮できれば、購入者の満足度も上がります。
Shopee Japanのサイトからセラー登録を行い、出店を申請します。
登録後は、販売する国を選び、商品ページを作成します。
商品タイトル・説明文・写真・価格設定・送料などを設定しましょう。
無在庫販売の場合、発送までの日数(例:「発送まで7〜10日」など)を明記しておくことが大切です。
購入者が安心して注文できるように、透明性のある情報提供を心がけましょう。
注文が入ったら、すぐに仕入れ先へ発注を行います。
商品を仕入れ、指定された住所(Shopeeの現地倉庫または購入者住所)へ発送します。Shopeeでは各国の物流ネットワークを通して配送サポートも行っているため、初心者でも比較的スムーズに出荷できます。
発送が完了したら、追跡番号を登録し、購入者に通知します。越境ECでは配送の遅れや紛失が起こる可能性もあるため、追跡情報を共有することで信頼を得ることができます。
販売後は、レビューやメッセージにしっかり対応することで、リピーターを獲得しやすくなります。
Shopeeでは出品者の評価が購入率に大きく影響するため、丁寧な対応が非常に重要です。
また、Shopeeが定期的に開催する大型セール(例:11.11セール、年末セールなど)やクーポン・広告機能を活用すれば、露出を増やして販売を伸ばすことができます。

メリット
デメリット
無在庫販売の最大のポイントは、「リスクを下げつつも、丁寧な運営で信頼を積み上げること」。
短期的な利益より、継続的に販売できる仕組みを整えることが大切です。
仕入れ先との連携を強化する
仕入れから発送までの流れを安定させるために、複数の仕入れルートを持っておくと安心です。
発送スピードを意識する
越境ECでは「届くまでの速さ」が満足度を大きく左右します。発送に時間がかかる場合は、事前に明記しておきましょう。
商品ページを現地に合わせて最適化する
英語や現地言語での説明を追加することで、購入率が大きく上がります。
購入者とのコミュニケーションを大切にする
質問への対応やレビュー返信を丁寧に行うと、リピート率が向上します。
少数出品から始めて、データを見ながら拡大
いきなり大量出品せず、売れ筋や人気カテゴリを分析しながら段階的に拡大していくことが成功の近道です。

Shopeeでは、無在庫販売が可能であり、越境EC初心者でもチャレンジできる環境が整っています。
在庫リスクを抑えつつ、世界中のユーザーに日本製品を届けられるという点で、今最も注目される販売チャネルの一つです。
もちろん、仕入れや発送の体制を整え、購入者対応を丁寧に行う必要はありますが、Shopeeの日本向けサポートを活用すれば、個人や小規模事業者でも十分に成果を出せます。
リスクを抑えながら新しい市場に挑戦したい方、海外への販路を広げたい方にとって、Shopeeは理想的な第一歩となるはずです。
ぜひ、この機会にShopeeへの出店をご検討ください!
この記事を書いた人
ノンノ
株式会社TheNewGate GC事業部の「ノンノ」と申します。
PRTimesやWantedly、TechBridgeなど、社内外のメディアに記事を執筆し、発信しています。
越境ECモールの運営をはじめ、コミュニティ運営やWebサイトのSEOマーケティングにも携わりながら、「モール運営に最も近い場所から」貴重な情報をお届けしています。
ちょっとしたヒントやアイディアが、皆さまの日々を彩りますように。