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Shopeeのセール・キャンペーンで売上を伸ばす方法 11.11・12.12など大型セールの攻略戦略
2026.09.30

Shopeeでは毎月のようにセールが開催されています。東南アジア・台湾の消費者はセールに慣れており、割引やキャンペーンを当然のように待っている消費行動が根付いています。つまり、セールを活用しないセラーは競合に埋もれていくリスクがあります。セールのタイミングをしっかりつかんで準備しておくことが、Shopeeで売上を伸ばすための現実的な戦略になるのです。
特に年末にかけての9.9・10.10・11.11・12.12というメガキャンペーンシーズンは、通常期と比べて桁違いの購買が発生します。2025年の11.11メガデーでは、日本の越境セラーの注文数が前年比で大きく成長し、タイが前年同日比147%増、マレーシアが同102%増、フィリピンが同70%増を記録しました。平均日次注文数で比較すると、ブラジルは約16倍、台湾は約8倍という結果になっています。これから出店するセラーにとっても、このシーズンを意識した準備が売上の大きな分岐点になります。
Shopeeのセールは大きく「ピークデイ」と「メガキャンペーン」に分かれます。
ピークデイは、2.2・3.3・4.4といった「ダブルデイセール」や、各国の祝祭日に合わせてShopeeが集客・販促施策を集中させるショッピングイベントです。毎月開催されるため、出店後すぐにセールを体験する機会があります。
メガキャンペーンは、ピークデイの中でも特に大規模なセールです。上半期は6月6日〜7月7日の「グレートショッピーセール」、下半期は9月から12月にかけて毎月1回ずつ開催される4つの大型セール(9.9・10.10・11.11・12.12)が山場となります。
年間スケジュールの中で特に押さえておきたいセールは以下のとおりです。
1月〜2月の旧正月期間には「チャイニーズニューイヤーセール」が開催されます。シンガポール・マレーシア・台湾など中華系の人口が多い市場で盛り上がるセールで、縁起物や贈り物需要が高まります。
6月6日〜7月7日の「グレートショッピーセール」は上半期最大規模のセールです。約1ヶ月にわたって開催され、上半期の売上を伸ばす最大のチャンスです。
9月9日の「9.9スーパーショッピングデー」は下半期の大型セール第1弾です。下半期の購買意欲が高まるシーズンの入口として、まだ大型セールに参加したことがないセラーも認知度向上の機会として活用できます。
10月10日の「10.10ブランズフェスティバル」はブランド商品に特化したセールです。日本ブランドへの信頼が高い東南アジア市場では、日本商品が存在感を示しやすいセールです。
11月11日の「ダブルイレブン(11.11)ビッグセール」は年間最大規模のセールです。東南アジア向けの越境ECセラーが最も注力すべきキャンペーンです。
12月12日の「12.12バースデーセール」は年末商戦と連動した最後の大型セールです。年末のホリデー需要も重なり、ギフト需要も含めた幅広い商品カテゴリーで購買が発生します。新規顧客の獲得にも有効なセールです。

セールで売上を伸ばすためには、当日までの準備が結果を左右します。押さえておくべき準備は3点です。
一つ目は価格設定の見直しです。Shopeeでは一度商品価格を変更すると、一定期間は再変更ができない仕様になっています。セール直前に価格を下げようとしても対応できないケースが出てくるため、日頃からセールでの割引分を見越した定価で運用しておくことが必要です。割引後の利益も確保した上で参加できる価格設定を、出店当初から習慣づけておきましょう。
二つ目は在庫の確保です。セール期間中に在庫切れが発生すると、オーダーをキャンセルせざるを得なくなり、ノン・フルフィルメント率(NFR)が上昇します。NFRはPreferred Sellerの認定条件にも関わる指標であるため、在庫切れによるキャンセルは販売機会の損失だけでなく、アカウント評価にも影響します。大型セールの前は特に在庫を多めに確保しておくことが重要です。
三つ目は発送フローの事前確認です。セール期間中は受注が集中するため、2営業日以内の発送期限が守りにくくなるケースがあります。副業として運営している場合は特に、自分が対応できる受注数の上限を把握した上で、在庫量や販売数量を調整しておくことが現実的な準備です。
セール期間中に取り組める施策として、バウチャー(割引クーポン)の設定があります。バウチャーはショップページの上部に目立つ形で表示されるため、購入者が思わずクリックしたくなる内容にすることがポイントです。ショップ全体に適用されるショップバウチャーと、特定商品のみに有効な商品バウチャーの2種類があり、目的に応じて使い分けられます。
まとめ買い割引(バンドルディール)も東南アジアの消費者に響きやすい施策です。食品や化粧品など、消耗品を扱うセラーが特に活用しやすく、客単価の向上につながります。「3点購入で10%OFF」といった設定が可能です。
広告の活用も、セール期間中の売上を伸ばすための手段として有効です。ShopeeにはShopeeAdsという広告機能があり、2024年にはShopeeAdsを通じた売上が前年比で約2.7倍に増加しています。1ドルの広告費に対して11.7ドルの売上を得たというROASのデータもあり、費用対効果の高い広告ツールとして多くのセラーが活用しています。

セールが終わったら、ビジネスインサイトで数字を振り返ることが次のセールへの準備になります。どの商品が売れたか、どの期間に注文が集中したか、発送は期限内に対応できたか。これらを確認することで、次のメガキャンペーンに向けた在庫確保量や価格設定の精度が上がっていきます。
また、セール期間中に新規購入者がいた場合は、チャット対応やレビューへの丁寧な返信が次回のリピート購入につながります。東南アジアのECユーザーの97%が第三者の口コミを頼りに購入を決めているというデータがあることからも、セール後の顧客対応は売上の継続に直結します。

Shopeeのセールは、東南アジア・台湾の消費者にとって購買の当然のサイクルに組み込まれています。年間スケジュールを把握し、価格設定・在庫確保・発送フローを事前に整えておくことで、9.9・11.11・12.12といった大型セールを売上の伸びしろに変えることができます。出店したばかりの段階でも、認知度向上のチャンスとしてセールに参加できます。まずアカウントを開設して、最初のセールに向けた準備を早めに始めておくことが、Shopeeでの売上を軌道に乗せるための現実的なアプローチです。
この記事を書いた人
ノンノ
株式会社TheNewGate GC事業部の「ノンノ」と申します。
PRTimesやWantedly、TechBridgeなど、社内外のメディアに記事を執筆し、発信しています。
越境ECモールの運営をはじめ、コミュニティ運営やWebサイトのSEOマーケティングにも携わりながら、「モール運営に最も近い場所から」貴重な情報をお届けしています。
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