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マーケット・インサイト・シリーズ〜マレーシア市場の特徴〜
2025.10.30
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マーケット・インサイト・シリーズ
〜アウトドア商品や釣具なども売れる、ユニークなマレーシア市場の特徴〜
わずか3分で、マレーシア市場の最新トレンドや、Shopeeマレーシアで人気を集めている日本商品カテゴリーを把握できます。
本記事のチェックポイント
なぜマレーシア市場なのか?
EC市場はすでに成熟、それでも“まだ伸びる”

(単位:10億USドル)
出典: Statista
マレーシアは、すでにEC(電子商取引)が生活に深く浸透している国の一つです。
2023年時点でのEC市場規模は100億ドル超。これは東南アジア諸国の中でも上位に位置し、今後も拡大が見込まれています。Statistaのデータによると、2027年には約50%成長し、150億ドル規模に達すると予測されています。
利用者数も右肩上がりで拡大中

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(単位:100万人)
出典: Statista
市場規模の拡大を支えるのが、EC利用者の増加です。
2024年の1,067万人から、2028年には1,443万人、2029年には1,800万人超へと成長する見通しです。
中間層の拡大やスマートフォン普及、物流網の整備などがこの成長を後押ししており、今後さらにECの活性化が期待されます。
マレーシア消費者の“日本志向”はデータでも裏づけ
マレーシアでは、「日本文化」や「日本商品」への好意的なイメージも年々強まっています。ここではそのデータ的裏づけを3つの角度から見ていきましょう。
① 食文化の好意度
2024年のGlobalData分析によると、マレーシアで最も人気のある外国料理は「日本食」。
日本食は外食市場でマレーシア料理やインターナショナル料理を上回り、寿司、ラーメン、焼肉などが特に人気です。
ヘルシー・クリーン・高品質というイメージが浸透し、首都圏では日本食レストランの出店が相次いでいます。(出典:verdictfoodservice.com)
② 日本ブランドへの支持の高さ
YouGovの「Recommend Rankings 2024(マレーシア)」では、ユニクロが4位、肌ラボ(Hada Labo)が6位にランクイン。
これらは「購入者が他者に勧めたいブランド」ランキングであり、現地消費者の信頼度・満足度を直接反映するものです。
シンプルで高品質、価格に見合う価値(コスパの良さ)といった日本ブランドの特徴が広く共感を得ています。(出典:yougov.com)
③ 訪日実績=リアルな日本志向の証拠
文化的好感度は旅行データにも表れています。
2024年のJNTO(日本政府観光局)によると、マレーシアからの訪日者数は50万6,800人(前年比+21.9%)と過去最高を更新。
これは、単なる“観光人気”ではなく、実際に「日本の商品・食・文化」を体験する行動としての日本志向を示す強力なデータです。(出典:JNTO, BusinessToday)
マレーシア市場におけるShopeeの立ち位置
ECプラットフォーム 月間訪問者数ランキング(2024年3月)
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出典: TMO Group
Shopeeはマレーシアで圧倒的No.1のショッピングプラットフォームです。
月間アクセス数は約3,700万回に達し、2位〜5位のプラットフォーム合計の2倍以上という圧倒的なシェアを誇ります。
この成功の背景には、Shopeeのモバイル最適化戦略と多言語対応(マレー語・英語・中国語)があります。
マレーシアの多民族社会に合わせたUI設計やローカルプロモーションが功を奏し、国民的アプリとしての地位を確立しました。
Shopeeマレーシアでの日本越境商品 人気カテゴリー
マレーシアでは、韓国商品だけでなく日本の越境商品も幅広く取引されています。
特にShopeeでは、次のカテゴリーが注目を集めています。

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まとめ
ここまで、マレーシア市場の成長性、Shopeeの圧倒的な市場シェア、そしてShopeeマレーシアで売れているユニークな日本越境商品カテゴリーについて紹介しました。
マレーシアは、英語・マレー語・中国語の3言語が並ぶ多文化社会でありながら、日本文化や日本商品に対して非常にポジティブな市場です。
今後も中間層拡大とともに、高品質で信頼性の高い「日本製品」への需要はさらに増していくでしょう。
Shopee Japanでは、セラーがスムーズにマレーシア市場へ参入できるよう、出店から商品登録、物流、マーケティング、顧客対応までECプロセス全体をトータルサポートしています。
持続的成長が期待されるマレーシア市場に挑戦してみませんか?
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参考:https://shopee.kr/blog/detail.php?seq=487
この記事を書いた人
ノンノ
株式会社TheNewGate GC事業部の「ノンノ」と申します。
PRTimesやWantedly、TechBridgeなど、社内外のメディアに記事を執筆し、発信しています。
越境ECモールの運営をはじめ、コミュニティ運営やWebサイトのSEOマーケティングにも携わりながら、「モール運営に最も近い場所から」貴重な情報をお届けしています。
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