リサーチ
おもちゃ・ホビー系販売企業の8割以上が「越境EC」を実施 未実施企業の約7割も、販路拡大のため「越境EC」に注目! 検討エリアは「東南アジア・台湾」
2022.07.11
2022年7月11日
東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(https://shopee.jp/ 本社:東京都港区 以下:ショッピージャパン)は、おもちゃ・ホビー系を販売するEC担当者、経営者・役員110名に対し、おもちゃ・ホビーと越境ECに関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■調査サマリー
■調査概要
調査概要:おもちゃ・ホビーと越境ECに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月24日〜同年6月25日
有効回答:おもちゃ・ホビー系を販売するEC担当者、経営者・役員110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「Shopee Japan株式会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://shopee.jp/
■おもちゃ・ホビーの国内販売の課題、80.0%が「ヒット商品の有無が業績を大きく左右する」と回答
「Q1.おもちゃ・ホビーの国内販売の課題を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「ヒット商品の有無が業績を大きく左右する」が80.0%、「外出を控える消費者の『巣ごもり』需要が薄れている」が52.7%、「季節性が強く、催事に需要が集中し売上予測が難しい」が46.4%という回答となりました。
・ヒット商品の有無が業績を大きく左右する:80.0%
・外出を控える消費者の『巣ごもり』需要が薄れている:52.7%
・季節性が強く、催事に需要が集中し売上予測が難しい:46.4%
・少子化や市場の成熟により、市場全体の縮小が見込まれる:31.8%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■他にも「ネットゲームやsnsなどネットに興味が移行している」や「値段が割高になってきた傾向がある」などの悩みも
Q1で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、
「Q2.Q1で回答した以外に、おもちゃ・ホビーの国内販売の課題があれば、
自由に教えてください。(自由回答)」(n=110)と質問したところ、
「ネットゲームやsnsなどネットに興味が移行している」や
「値段が割高になってきた傾向がある」など69の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・54歳:ネットゲームやsnsなどネットに興味が移行している。
・40歳:値段が割高になってきた傾向がある。
・51歳:何がヒットするかの予想がむずかしいので、仕入れがうまく行かない。
・53歳:生活に必要のない物なので景気に大きく影響を受ける。
・36歳:万人受けするものが少ない。
・45歳:オリジナリティのあるアイテムが昔より少なくなった。
・59歳:需要と供給のバランスが悪い。
■おもちゃ・ホビー系の販売企業の81.0%が、「越境EC」を実施
「Q3.あなたのお勤め先では「越境EC」を実施していますか。」
(n=110)と質問したところ、「実施している」が81.0%、
「実施していない」が14.5%という回答となりました。
・実施している:81.0%
・実施していない:14.5%
・わからない/答えられない:4.5%
■越境ECのメリット、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」が約7割で最多
Q3で「実施している」と回答した方に、
「Q4.越境ECを実施して感じているメリットを教えてください。(複数回答)」
(n=89)と質問したところ、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」が68.5%、
「開拓できる市場が大きい」が53.9%、「今後更なる経済成長が見込める」が52.8%という回答となりました。
・日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い:68.5%
・開拓できる市場が大きい:53.9%
・今後更なる経済成長が見込める:52.8%
・おもちゃ・ホビーは東南アジアのファンが多い:43.8%
・実地での販売のテストマーケティングになっている:23.6%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
■他にも「敷居が低い」や「海外の技術やデザイン等知らなかったことを学べる」などの利点も
Q4で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、
「Q5.Q4で回答した以外に、越境ECを実施して感じているメリットがあれば、
自由に教えてください。(自由回答)」(n=89)と質問したところ、
「敷居が低い」や「海外の技術やデザイン等知らなかったことを学べる」など53の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・49歳:敷居が低い。
・54歳:海外の技術やデザイン等知らなかったことを学べる。
・51歳:販売先が多い。
・45歳:様々なバリエーションのアイテムが選べることが可能になった。
・40歳:市場の拡大が期待できる。
・51歳:何が売れるかわからない中でのテスト販売的な要素があるので期待している。
■越境ECの実施エリア、半数以上が「マレーシア」「シンガポール」と回答
Q3で「実施している」と回答した方に、
「Q6.越境ECを実施しているエリアを教えてください。」(n=89)と質問したところ、
「マレーシア」が59.6%、「シンガポール」が58.4%、「台湾」が41.6%という回答となりました。
・マレーシア:59.6%
・シンガポール:58.4%
・台湾:41.6%
・フィリピン:40.4%
・インドネシア:39.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.2%
■「越境EC」未実施企業の約7割も、越境ECを通した販路拡大に意欲
Q3で「実施していない」と回答した方に、「Q7.今後越境ECを利用し、
さらに販路拡大をしていきたいと思いますか。」(n=16)と質問したところ、
「非常にそう思う」が31.3%、「ややそう思う」が37.5%という回答となりました。
・非常にそう思う:31.3%
・ややそう思う:37.5%
・あまりそう思わない:12.5%
・全くそう思わない:6.2%
・どちらともいえない:0.0%
・わからない/答えられない:12.5%
■越境ECを通した販路拡大に意欲的な回答者のうち90.9%が具体的なアクションを検討
Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、
「Q8.越境ECのためのアクションを具体的に考えていますか。」
(n=11)と質問したところ、「非常に考えている」が18.2%、
「やや考えている」が72.7%という回答となりました。
・非常に考えている:18.2%
・やや考えている:72.7%
・あまり考えていない:0.0%
・全く考えていない:9.1%
■越境ECを検討する理由、「開拓できる市場が大きい」が81.8%で最多
Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、
「Q9.越境ECを検討している理由を教えてください。(複数回答)」
(n=11)と質問したところ、「開拓できる市場が大きいから」が81.8%、
「今後更なる経済成長が見込める」が36.4%という回答となりました。
・開拓できる市場が大きいから:81.8%
・今後更なる経済成長が見込める:36.4%
・日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い:27.3%
・おもちゃ・ホビーは海外のファンが多い:27.3%
・実地での販売のテストマーケティングになっている:9.1%
・その他:9.1%
ー51歳:リスク管理の難易度が高い
・わからない/答えられない:0.0%
■越境ECを実施したいエリア、第1位「シンガポール」、第2位「インドネシア」、「台湾」
Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、
「Q10.越境ECを実施するならどんなエリアで実施したいかを教えてください。(複数回答)」
(n=11)と質問したところ、「シンガポール」が54.5%、「インドネシア」が45.5%、
「台湾」が45.5%という回答となりました。
・シンガポール:54.5%
・インドネシア:45.5%
・台湾:45.5%
・マレーシア:27.3%
・フィリピン:27.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:9.1%
■「越境EC」未実施企業の81.2%が、「東南アジアと台湾を中心とした、出店無料かつサポートがあるECプラットフォーム」に興味あり
Q3で「実施していない」と回答した方に、「Q11.東南アジアと台湾を中心とした、
出店無料かつマーケティングサポートがあるECプラットフォームがあれば、利用したいですか。」
(n=16)と質問したところ、「非常にそう思う」が12.4%、
「ややそう思う」が68.8%という回答となりました。
・非常にそう思う:12.4%
・ややそう思う:68.8%
・あまりそう思わない:18.8%
・全くそう思わない:0.0%
■まとめ
今回は、おもちゃ・ホビー系を販売するEC担当者、経営者・役員110名に対し、おもちゃ・ホビーと越境ECに関する実態調査を行いました。
おもちゃ・ホビーの国内販売において抱える課題として、80.0%が「ヒット商品の有無が業績を大きく左右する」と回答、他にも値段の高騰や、ネットゲーム、SNSなどのネットへの興味の移行課題として挙がり、おもちゃ・ホビー系の販売企業の81.0%が、「越境EC」を実施していることが明らかになりました。越境ECのメリットとして、約7割が「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」と回答しており、「マレーシア」や「シンガポール」で頻繁に越境ECが行われているようです。
一方で、「越境EC」未実施企業の約7割も、今後越境ECを通した販路拡大に意欲があり、具体的なアクションまで検討しています。また、越境ECを実施したいエリアを伺うと、第1位「シンガポール」、第2位「インドネシア」「台湾」となり、東南アジアや台湾の市場が注目を集めていることからも、「越境EC」未実施企業の81.2%が、「東南アジアと台湾を中心とした、出店無料かつサポートがあるECプラットフォーム」に興味を示しました。
日本のアニメのおもちゃが世界的に人気が出ており、最近ではポケモンカードも爆売れになっていることから日本製品の受け入れられやすい東南アジア・台湾で越境ECを行っている企業も多く、今回の調査においても、未実施の企業の越境ECへの強い意欲がうかがえました。コロナ禍のECの普及も背景に、今後さらに越境ECが多くの企業で広がっていくことが予想されますが、進出先として東南アジア・台湾への注目が集まるのではないでしょうか。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
ショッピージャパン株式会社 広報担当
メールアドレス: support@shopeejapan.zendesk.com